デファクトスタンダード
de facto standard(英語)。ISO、DIN、JISなどの標準化機関が定めた規格ではなく、市場動向や評価などにより結果として事実上の標準化した基準を指す。対して、国際標準化機関等により定められた標準をデジュリ(デジューレ、デジュール、デジュア)スタンダードという。
デファクトスタンダードは市場の状況により変化するため、これを獲得した企業は大きな利益を得ることができるが、一部企業よるデファクトスタンダードは独自技術に頼ることになり、同様のサービス、システムなどへの乗り換えが困難になる場合がある。またデファクトスタンダードを目指す複数の規格の対立により、消費者がサービスの連携などで不便を強いられるという問題もある。